AFRICULTURES FESTIVAL 2018
アフリカと言えば、遠くて、野性動物がのびのびと暮らしていて、色が溢れていて...とイメージばかりが膨らむ場所。オーストラリアに暮らしていると、白人の方で南アフリカ出身の方がよくいらっしゃるので身近な話題に出てくる1つの国。という印象です。
実際に行く前にアフリカの文化を少し覗いてみたい方にピッタリなイベント。
アフリカルチャーズ フェスティバル!
今年で10周年のこのプチアフリカン体験ができるイベントがWyatt Parkで3月10日(日)に開催されました。
各国の料理を食べてみたいと思いながらも、アフリカ料理は全く未知の世界。ここなら、アフリカ大陸の色々な国の味を色々試すことができますよ。
凄く綺麗なプレートですよね♪
エリトリアのブースで見つけたこちらは「インジュラ」というクレープ上に煮込んだ野菜やお肉を乗せた料理。
紀元前100年には既に食されていた、エリトリアとお隣エチオピアの発酵食品です。気泡がたくさん開いているのがインジュラが上手に出来た証拠。ということは、これは大成功のインジュラですね。
Eritrea Community:エリトリア コミュニティー
食べると食感は柔らかくもちっとしていて味は酸味があります。イネ科のテフと呼ばれる植物を粉にして水で溶いてから3日間発酵させたものを片面だけ焼いて作るそうです。
上に乗る野菜や肉の煮込みや、豆のペーストは癖がなく味も丁度よく美味しいです♪アフリカって味付けがシンプルなものが多いのでしょうか?塩と野菜の旨みです。
早速お初の味を体験した次はMadi Ethnic community:マディ エスニック コミュニティーのブースで購入したチキンの串刺しと見た目はナゲット、でも実はドーナッツのこちら。
マディピープルの方はウガンダに最も多く住む民族で、(次に南スーダン)チキンの串焼きと書かれたメニューの為、そのままですが、柔らかく、ほぐれやすいチキンの身が四角い形にカットされ、表面はサクッとした食感で成型肉のような柔らかさです。
黄色いソースはお好みでつけるもので、これが結構スパイシー!!
やっぱりアフリカの食べ物って癖が無いから食べやすい♪と2品目でも感じます。ドーナッツは甘いタイプではなく、細かい野菜パウダーが練り込まれた、味の無いふんわりドーナッツです。
会場ではお酒の販売は無かったので、サトウキビジュースを頂きました。
サトウキビの砂糖水に、ジンジャー、レモン、ライムから選んで風味をつけてもらう飲み物です。あっさりしていて美味しい♪
まだまだアフリカンフードを探索です!
Sierra Leone Cuisine:シエラレオネ料理
フライドチキンとフライドライスにしてみました。ボリュームたっぷり。チキンは香辛料の香りもなく、塩味でこんがり焼いたオーソドックスな柔らかいチキンウイングです。やはりクセのがありませんね。
ライスは色づいていますが味は控えめ。炭か木のチップを燻したような香ばしいかおりがライスにうつり、それが風味となっています。
アフリカルチャーズフェスティバルとってもオススメです!
地名は知っているけれど場所が分かっていなかった土地が、食と結び付くことによりハッキリと理解することが出来、合わせてその国の情勢も興味を持って調べるので知識が増えます。
アフリカ大陸の西側に位置するシエラネオラ。
シオラネオラはスペイン語で「ライオンの山」を意味し、主食はお米
の国。オーストラリアで暮らせているシオラネオラの方々は幸せかもしれません。こうしてフードコーナーで興味をもってもらう活動も、母国への関心を高めることに繋がるので素晴らしいですね。
食から学ぶアフリカルチャーの次はダンスステージを見学。
サウンド、リズム、躍動感。観て、参加して楽しむステージはチップが投げ込まれるほど盛り上がりました!体から溢れるパワーが凄い!飛び入り参加したスタイルのよい中学生のダンスもプロ並みのものでした。
このイベント会場に足を踏み入れた時にまず感じたこと。色が美しい!
アフリカの方の色彩感覚は優れているように感じます。
そして清潔。混沌とした雰囲気のお店はありません。商品は整然と並べられキチンとした雰囲気がどの店からも伝わります。
色の組み合わせがどれも美しく、洋服、アクセサリー、どんどん欲しくなってしまいます。
最後は会場で気になっていたコーヒー店へ。
Djebena Coffees :ジェベナ コーヒーズ
Ethiopia:エチオピアの様々な土地で気候にあったアラビカ豆を育て、手積みし、エチオピアで選別した豆をブルーマウンテンで焙煎して提供するコーヒー店。
エチオピアの人は日に何度もコーヒーを楽しみながら、ゆったりとした時間の社交タイムを過ごします。
土で出来たポット「Djebena」:ジェ ベ ナで手挽きしたコーヒーを焙煎して作るのがエチオピアの伝統的な淹れ方。ポットの底が丸いので、エチオピアの中でもグラゲ族の方なんでしょうか。小さなカップのsini:シィニーに入れて頂くものですが、この日のお客様には小さな紙カップで。
結婚前の女子の嗜み。としてこの一連のセレモニーは代々伝えられているそうです。
お店の方が頭に巻く布も色々な巻き方があり、素敵な巻き方を実践しながら布を販売しているお店もありました。
シドニーにお住まいの方は是非来年。日本でも一番近い時期ですと「アフリカンフェスティバルよこはま2018」が4月に開催されますね。お近くの方はお出掛けしてみて下さい。